416〜419日目 能登の現状(能登災害ボランティア前半)

石川編

24.10.14〜17 第六シーズン42〜45日目

能登災害ボランティア2〜5日目

 ブログ…さぼりすぎ。まさるです。わかってる。わかってるけど旅が忙しいとサボりぐせがあるのよね。付き合い長い人わかるでしょ?

24.10.14

こちらが拠点。詳細説明しましょう。

 私は今年の歩き旅で能登に入ることはわかっていた。ボランティアするつもりで旅に入りました。だけど私は歩き旅。テントなし、荷物がない。ボランティアに必要な道具(長靴等)をもっていないし、持ち込みが厳しい。通常のボランティア(いわゆる社協から入るボランティア)では厳しかった。あと、情報が多すぎてよくわからない。(ホームページみるとあちこちにリンクが行きすぎてよくわからない。県、市、社協に飛んで管轄がわからない)

 私は歩きなので金沢からバスなどに乗らないと被災地に行けない。(遠すぎるし、被災者様の気持ちを考えると歩いては行けない)バスは金沢から無料でいけるらしい。あと、宿の問題。宿はボランティアキャンプ場を無料で作ってるらしいがテントない。向こうについてからボランティアの受付。この3つすべて予約必要。わけわかりません。そんな時にインスタを見ていたら2019年泊めさせてもらったひろ子さんが能登災害ボランティア活動していることがわかりました。LINE知ってたので連絡すると…全て解決しました。

1.金沢駅からの拠点までのアクセス。自家用車の相乗り。車で来られる方や拠点から帰られる方が多く、交通手段で来られる方は相乗りされてるとの事

2.宿。宿は拠点(能登町小木)があり、こちらで共同生活ができる。料金はかからない。雑魚寝、布団なし(若干はあるみたい)、シャワー、冷蔵庫、キッチン使えます。(部屋(いわゆる大部屋)は男女別になってる)

3.ボランティア作業について。ややこしいがこちらの拠点(おぎのばんや)はひろこさんが借りてる三重伊勢志摩支援チーム楽笑が借りてる(元はシェアハウス)今回は楽笑からボランティア入ったんですが実際(私が作業した現在)は一般社団法人 熊本支援チームがボランティアを行っている。私は熊本支援チームから作業している。

ひろこさん楽笑チームが行っているのは「精神面」の被災者様へのサポートが多い。(イベントや演奏会、その他地元のお手伝い等)熊本支援チームは一般的な家具搬出や掃除、水害なら泥出し、洗浄などの対応をしている。熊本支援チームは楽笑チームが借りてる拠点(おぎのばんや)を借りて作業をしている。

私は熊本チームに入り、作業させていただいた。(ひろこさんに相談した時、説明がなくて現地いって、車ピックアップされて、作業場ついてようやく理解してぽかーーーんとしてました笑 説明してよ笑)

 ひろこさんにお会いした時。2019年と5年前ですね。まさかこんな縁があるとは。

1枚目の男が北斗さんといって拠点(おぎのばんや)の管理人。地図がうける笑 位置は合ってます!

本日も昨日と同じ現場。作業も同じく泥出しです。写真は少なめにします。

私は足がないので同乗で現場へ運んでもらいます。石川県、特に被災地はファミリーマートが多い。というかファミマしかない。毎日激混み。特に今日は月曜日(旗日)なので棚に商品ないものも。お金ないのでパンとかで済まします。

昨日と同じ泥出し。泥出しても捨てる所がない。軒下から回収した泥は乾燥してません。乾燥させてから土嚢袋に回収し、別の方たちがトラックで災害ゴミ処理場まで運んでくれるそうです。作業はほぼ同じなので割愛します。今日は連休最終日。

 少しメンバーが変わりました。昨日車乗せてもらった方は作業後に愛知へ。もうひとりの方も愛知へ。(なぜか知多半島付近の人たちが多かったそう)左側の方も日本一周勢?タケシさん。こちらの「おぎのばんや」で地元の子どもたちに勉強会をしてる。(三重チームですね)変人多い笑 たのしい

 ちな知多半島のわたしの旅はこの辺。この時も人のお家にお世話になった。元気だろうか?

次の日 24.10.15

 出会いがあれば別れがある。朝一緒に作業した方を見送り。本日は・・・お休み(゚Д゚) 急に言われても困るで…手助けに休みなどいらぬと思いきや…

仕事あるらしい。いきなり暇になっても困るからね…タケシさんと話してると…三重チーム楽笑さん案件があるらしい。

 自治会長さんのお宅(酒屋さん)から被災された店舗から仮設店舗へのお酒の移動。それと家具搬出等のお手伝い。

 思ったより大変だった。お昼休憩の時にみんなで外で飯食いに行こうとなった。

 うわー。おやすみ。ここはライダーハウスさん。しかも、お世話になった埼玉県八潮市のライダーカフェ?はらっぱさんのオーナーからすすめられてたところ。PEACE ライダーズマリンベース 来たかったよ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐ 他の場所へ

 ついでに通った通り道。ここはツイッターで見たことあるやつ。能登にあるって知らんかった。

 みんな日本一周勢。ボランティアで集まるんか笑

 ちなみに建設額が道の駅5億かかってるらしい。地元民は猛批判。でも経済効果が金額を超えたらしいよ。地元の人に聞かなきゃわからんよ。スルメイカが有名です。ボランティアの拠点になってる「小木のばんや」。ここは観光地ではなく小さな漁港町です。人が集まるところではない。そこにできたモニュメントらしい。

 その後も店舗を探すもどこもやってません。拠点にもどって、さくっとすませて午後作業です。拠点の整理もして…作業終了。

 寝てる所はこんな感じ。人の入れ替わり激しいんです。楽しいけど私は人見知りなので人疲れする時も多い…

 私は角を。この日から立派なマットが増えました笑

 夜。楽しみな時間です。このためにボランティアやっているようなものです笑。北斗さん(おぎのばんやの管理人)から書いてほしいと言われ…

 ここにはルールがない。ルールは作りたくないそう。「自由」を信念としてるそう。今までいろんな宿、安宿泊まってきたけどルールがすごいんだよね。過去にやらかした人がいる。トラブったことがある。だからルールが生まれるんだよね…。拠点は ボランティアしたい 同じ思い、心優しい思いをもった人が多いから自然と秩序が守られるんだろうね。素敵な場所よ。今年8月から拠点として借りてるそう。

 今日は北斗さんが鍋作ってくれるそう。すこしだけお金出して…

 あざす! ちな拠点での私の食事はカップラーメンばっかり。めんどくさくて…(拠点ではキッチン使えますが…)

次の日 24.10.16~17

 本日の現場も一昨日と同じ。輪島市町野町。作業自体も同じです。

 午前は水害によって流れついた土砂、流木などを取り除く作業。たまにとんでもないものが引っかかってたりします。地元の話を聞くと金庫が2つ流れたらしいけどまだ見つかってないらしいよ。現金しこたま入ってるらしい…。きっと海の底だと思うよ。

 お昼散歩。町野町こちらのお宅以外ほぼボランティアさんいないのよ…。初日に入った時連休だったからなのかいっぱいいたんだけどね…。作業していると町の異常な静けさが身にしみるんだよね。ここがどんな場所だったのか…。でも話を聞くと周りの建物全壊の判断を受けて仮設住宅で生活されてるとのこと。落ち着いたら建て替える方が多いそうです。

 何気なく作業しているけどいつでも危険と隣合わせなんだよね…

 思いやりあって嬉しい…作業中に汚れた状態で被災者さんお宅のトイレ借りるの申し訳ないんよ。つかってね~って言われるけど使いづらい。すごい助かるんよ。ちょっと現場から遠いけどね笑

 訳わからなくない?電気は通ってるよ。新しい電柱に違和感を感じざるを得ない。毎日作業してるけど毎日心痛いんよ。

 午後からは泥出し。

 七尾出身の方。仕事が近しい方で気があった!泥出しの床下に潜る作業…危険が伴うけど主役なんだよね。つまり一番大変。写真撮ってと言われて取りました!

 こちらは床下浸水。床の上の畳を上げてフローリング一部を開けてそこから潜り込む。開けた穴から泥をすくう。泥は何がはいってるかわからない。危険な作業になる。

 今日も泥出し班。

 こんな感じで作業。ワチャワチャ!みんなで歌いながら。被災地応援ライブ笑。でも大事!

 後から聞いた話だけど被災者さん。気丈に見えるけど参ってる。若い人たちがきて人がいるだけでも励まされるそうです。年もお子さんやお孫さんくらいの子も多い。元気な姿を見せて元気を伝えてあげるのもボランティアかもしれない…。ボランティアの形は色々ある。

 生還シーン。

 すぐ泥たまるんだよね。吐くところがない。泥は乾かして土嚢袋に入れる。トラックで回収して捨ててくれる業者さんが回っている。回収してくれます。作業終了。

盛り上がってきました。人が多い。ほとんどの人が寝袋、マットあって旅人適正高い笑。夜、写真撮ってなかった。人が増えて盛り上がってます。日本の話、能登の話、世代も違う。全国色々な地方から来ている人が多く、話が止まりません。能登災害ボランティア編前半ひとまずここまでです!おやすみなさい。

 歩いた距離(作業で動いた距離)いれません。14日から16日 食費とお酒代のみ ∑(°口°๑) 酒代が一番高い…

Screenshot

 17日分

 総評

ボランティア興味持たれた方いらっしゃるかも知れません。動機は不順でもいいと思います。(私もそうかもしれません)昨今、いろんな意見があります。偽善と言われるかも知れない。私も能登がどんな状況か気になっていました。歩いて看板背負って被災地歩くのはできませんでした。(被災者様の感情を逆なでしてしまうと思ったから)でも現在は被災地で生活されている方もいらっしゃいますし、被災地住宅から生活し、能登半島での生活をされてる方、仕事されてる方もいっぱいいらっしゃいました。県外からの方のいっぱい。私と同じ思いのボランティアさんもいっぱいいました。過去の震災や水害で現地で助けられた恩返しのたちもいます。日本の国の力強さを感じました。

 一週間くらいボランティアして色んな人と色んな話しました。今回の熊本チーム(中心で動いている団体)さんの話が印象に残っているので最後に書きます。

 1.がんばりすぎないこと。(ボランティアさんが)ボランティアは仕事ではない。我々が怪我してしまうと被災者さんに逆に心配かけてしまう。無理はしないでください。被災者さんはボランティアさんに作業してもらうの申し訳ないと思っている人が多いそう。怪我してしまうとより依頼しずらくなってしまう。

 2.被災者さんに「がんばってください」は言わないでください。被災者さんはすでに頑張っています。気丈に見えるけど大丈夫そうに見えるけどがんばってます。心が折れてしまいます。ボランティアは心の面でも必要です。我々がボランティアで被災者様とお話したり、話を聞くだけでも励まされるそうです。(実際、被災者さんとの会話してボランティア作業中に感じることができました)

 3.ボランティア活動で感じたことを他の人にも伝えてほしい。メディア、SNS昨今は情報が多すぎる。(私も惑わされた一人です)現地で見た、感じたことが事実ではないのか? 現代でも口コミ、人づての話が間違いないのでは?

 

 長くなるのでこれくらいにします。ボランティア気になる方は聞いて下さいね。

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